諦めって大切。
母親と言い合いになった。
こちらの言い分は全否定だった。そして、人間まるごと否定された。まるで、自分が一番正しく不幸のように。
いつもそうなんだ。周りが悪いと思っているし、自分の非は絶対に認めない。非を指摘するもんなら全力でこちらを否定してかかる。
その言葉は壮絶で、一瞬にして死にたくなる。今もついさっきまでは、希望に満ち溢れていたはずなのに、自分なんて無価値な最悪な人間だと思っている。
やはり、無理なんだ。わかり合うのは。非を認めさせるのは。愛情を求めたって返ってきやしないんだ。そもそも持っていないから。人を全否定することは持ち合わせているけれど、無条件に人を愛する気持ちは持ち合わせていないんだ。
すごく残念だ。自分の親は、もっと話のわかる人間で、心優しい人だと思っていたし、期待していた。
そもそもわたしの想像や希望とは違ったんだ。
諦めよう。相手は変わらない。自分の考えや気持ちの持ち方を変えるしか、幸せになる方法はない。
もう何を期待したって無駄だ。
親と言えども、他人だし、分かり合えない親子もいるだろう。仕方ない。
ああいう人間なんだ。
わたしはそうはならないようにしよう。人の気持ちが分かる、思いやりを持った余裕のある人間になろう。
子どもができたら、余裕のある心で全力で子どもを全肯定して愛してあげよう。子どもにとって、聖母でいよう。
もう分かり合えないんだ。永遠に。分かり合えないことが分かったから、これで良いんじゃないか。一歩成長だ。
自分を守ろう全力で。
わたしは全力で生きてるし、人に優しくできる人間だし大丈夫。そのままで十分素敵だよ。